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「この冷しらあめんは、初めての人でも違和感なく食べられる、まさに王道の冷しラーメンだと思います。その路線を外さずに、しっかりとした丁寧な仕事をされていますね。紅生姜、ブラックペッパーが効いていて、膨らみのある、『さっぱり感』が作られていると思います。ほんのり甘口のスープにシャープな生姜のピリッとした感じが加わり全体の輪郭が明確になります。麺がしなやかで喉越しが良いですね。植物系の油が固まらずにいて、しっかりとラーメンにコクを出している辺りは、さすがだと思います。また、冷たいスープにチャーシューを入れるとパサパサになると思ったのですが、しっかりジューシー!!このチャーシューは美味しいですね!!」
「本当に懐かしいですね。おばあちゃんの家の『冷し中華』を思い出しました。まさに『思い出』ってネーミングはピッタリですね。見た目も綺麗で食欲をそそります。基本的に酸味は抑えられているので、マイルドな味が良いですね。酸味が効いた味付けが好きな人は、ご自身でお酢を足しても良いかもしれません。挽肉の旨味と刻んだタマネギのタレが麺に絡んで美味しいです。言うことなしの定番ですね!!」
「冷しラーメン」の歴史は古く、発祥については諸説あります。最も有名なのが、山形にある「冷しラーメン」の元祖「栄屋 本店」です。元々このお店はお蕎麦屋さんながら、ラーメンのおいしさが評判になっていました。ある日、常連のお客さんが「夏には冷たい蕎麦を食べるんだから、ラーメンも冷たいのが食べたいな」と言いました。そんなお客さんの一言が、「冷しラーメン」開発のきっかけになり、試行錯誤を1年あまり繰り返し、昭和27年、ついに「元祖 山形名物冷しラーメン」が完成したのです。現在では山形市内の多くのお蕎麦屋さんの夏のメニューとして「冷しラーメン」が出されています。また、福島県会津若松市のご当地「会津ラーメン」にも「冷しラーメン」を出す大正時代創業の老舗のお店や、静岡県藤枝市のご当地「藤枝系ラーメン」にも約80年の歴史をもつ老舗のお店も「冷しラーメン」を出しており、一説には山形と同じか山形より古いと言われています。近年では「冷しラーメン」はテレビ、雑誌に取りあげられる事により知名度が上がり、コンビニエンスストアでも販売されるなど、全国的な広がりを見せています。
「冷し中華」も発祥について諸説あります。現在最も有力とされているのが、仙台市で今も営業している「龍亭」発祥説です。昭和12年のクーラーがない時代、熱いラーメンは冬に人気だが、暑い夏は売り上げが激減してしまう為、夏に集客できるメニュー、冷たい麺料理を開発しました。冷たい中華麺の料理は、「涼拌麺(リャンパンメェン)」というネーミングで発売され、もの珍しさも手伝って人気を呼び、市内の中華料理屋に広まっていきました。又、昭和21年に東京都千代田区神田神保町にある「揚子江菜館」のメニューに「五色涼拌麺」が登場しました。ざるそばが大好きだったという店主は、もやしと細切りの肉を乗せる上海料理の涼拌麺を、ざるそばをヒントにアレンジ。細切りにした様々な具材を放射状の山型に盛り付け、通称「富士山」と呼ばれる名物料理を完成させました。このメニューが、現在の「冷し中華」のスタイルの元祖と言われています。現在では、すっかり夏の定番メニューとして定着し、醤油ダレの代わりに胡麻ダレをかけたり、名古屋発のマヨネーズつきが全国的に広まったりと、バリエーションも増えています。
年間実食数約350杯。『お願い!ランキング』に出演。雑誌『グランドジャンプ』 web『フレッツ光メンバーズクラブ』等にも連載を持ち、4月からは『ラーメンウォーカーグランプリ』にて審査員を務める。今や知名度抜群のラーメン界のカリスマ女子で「ラーメンプリンセス」の異名を持つ。女性の目線でラーメン情報を発信することをモットーに、地方遠征にも積極的。3月に花月嵐でラーメン女子の1人として「ベジラーメンNANA」をプロデュースしたのも記憶に新しい!!
本谷さんのブログ「ラーメン女子大生本谷亜紀のゆるっとラーメンブログ」