花月嵐ミュージアム　KAGETSU ARAHI MUSEUM

あっさり醤油味のヒンヤリ冷したスープでこの夏は涼みましょう！

これぞ花月嵐ラーメンマエストロ達のこだわりの結晶！贅沢極まるジューシーな味わい！

氷水でヒンヤリと締めることで心地よい弾力が楽しめるコシのある麺！

ネギとメンマという定番の具材に、ワカメとかまぼこのチョイスが何とも泣かせる演出だ！

　ラーメン消費量日本一という山形県。地域により幾つかのご当地ラーメンがあるが、その中でも日本中に知れ渡るようになった夏の風物詩『冷しらーめん』は果たしてどのように誕生したのだろうか？実は『冷しらーめん』は山形市のあるお蕎麦屋さんで生まれたのである。山形の夏は暑く何と2007年までは日本一の猛暑日の記録を有す程。地域のお蕎麦屋さんではラーメンを出すお店も多く、ある日のこと、お店の常連さんが言ったある言葉がきっかけとなったのである。「冷たい蕎麦があるのだから、冷たいラーメンも食べてみたい」そして試行錯誤を経て昭和27年に『冷しらーめん』は誕生したという。その後口コミでその人気は広まり地域を代表する名物の一つにまでなったのである。

　東北地方の南西部に位置する山形県はその大半が山地で、県の北西部は日本海に面して県の中央には有名な最上川が流れている。県は4つの地方に分けられていて、それぞれに独自の文化が根付いているという。東北地方であることから他県同様に冬が豪雪地帯であるというのは想像に難くないが、実は山形の夏はビックリするくらいの猛暑である。猛暑の記録と言うと高知県四万十市や埼玉県熊谷市を思い出す人が大半であろうが、実は山形県山形市は2007年に記録が塗り替えられるまでの74年もの間、日本一暑い町だったのだ。1933年7月25日に観測された40.8度。そう、山形で『冷しらーめん』が誕生したのは至極納得のいく話だ。

　外食の際、最もラーメンを食べているのは山形県民であるという。事実、人口あたりのラーメン店の数も山形県が圧倒的に多いとか。あき竹城さんのコメントにもあったように山形では何かあったら、ご馳走のラーメンをみんなで食べるらしく、例えば来客があったら出前のラーメンでもてなすらしい。また県内には『冷しらーめん』の他にも『米沢ラーメン』『酒田ラーメン』『赤湯ラーメン』とご当地ラーメンも多数。
また山形県はラーメン以外にお蕎麦も大人気。こちらは蕎麦の名所、長野県に次いで全国２位。鴨の旨味が特徴の『冷たい肉蕎麦』や、とことん蕎麦を堪能できるボリューム満点の『板そば』、また『ゲソ天蕎麦』など、名物が沢山ある。

日本全体の7割という日本一の生産量を誇る山形県のサクランボ。佐藤錦は高級ブランドとして有名。

生産量全国第３位。デラウエアの生産量は全国１位を誇る。山形はワイン作りも盛んである。

サクランボ同様に山形を代表する果物。西洋ナシの最高峰『ラ・フランス』が有名。

里芋をメインとしつつも県内でも地域により味付け、具材が異なる。河原で芋煮鍋を囲む「芋煮会」は山形県の風物詩。

米沢牛等、ブランドの黒毛和牛を幾つも持つ山形県。山形牛はその総称。美味しいお肉を食べさせてくれる店が多い。

あっさりとしたシンプルな味わいのスープに多加水の縮れ麺が特徴。

港町らしく幾多の魚介をダシとして使用。自家製麺の比率が高い。

細かく刻んだ夏野菜や香味野菜を味付けし和えたもの。冷や奴にぴったり！

恵まれた自然環境と地域の方々の熱意が作り出す山形の美味しいお米。