花月嵐ミュージアム　KAGETSU ARAHI MUSEUM

祝！連載20周年特別企画『サラリーマン金太郎』がラーメンに！！

2014年の最後を飾る期間限定ラーメンが花月嵐に登場する。日本全国にご当地ラーメンは数多く存在するが、その中でも他に類を見ない独特の個性を持つラーメンに花月嵐ラーメンマエストロが挑戦した逸品。人呼んで『徳島中華そば すきたに』である。
彼等がこの度、取り組んだ『徳島中華そば』とは、もともとは知る人ぞ知る、隠れ人気のご当地名物ラーメンであったが、ラーメン好きなら必ず足を運んだ経験があるとも言われる『新横浜ラーメン博物館』にて紹介されたことをきっかけに一躍、全国区に知れ渡ったご当地ラーメンである。

『金太郎』のような魅力的なラーメンを！！

『徳島中華そば』開発のため花月嵐ラーメンマエストロ達は、より味の完成度を高めるために実際に徳島県へと出向き地元の有名店を多数食べ歩いた。徳島県は太平洋と瀬戸内海に面した四国に存在し『鳴門海峡』が有名な自然豊かな県である。元々、うどんや、そばの老舗も多い長年の『麺文化』が息づいた土地なのである。最近ではノーベル物理学賞を受賞した中村教授が功績を残した地として徳島県がメディアに取り上げられた。

『銀次郎』をもっとパワフルに！！

今回、花月嵐ラーメンマエストロ達が挑んだ『徳島中華そば』は、ざっくりと3種類のスープに分かれている。全て豚骨をベースとしたスープであるが『白系』『黄系』『茶系』と呼ばれるものである。一般に広く知れ渡っているのが『茶系』で有名店と呼ばれる多くが『茶系』のスープで、マエストロ達が選択したのもこの『茶系』のスープである。また、用いられるタレは甘じょっぱい濃い口の醤油で、完成したスープは、少ししょっぱめの仕上がりになっている。ただそこに“生玉子”を落としてスープと混ぜ合わせて食べるので、口に入れる時は、マイルドな味に仕上がるのである。
またもう一つの特徴は、通常の『チャーシュー』ではなく『煮込んだ豚バラ肉』を盛り付けるところである。甘口の醤油で煮込んだ肉を溶き卵で食べることから、『徳島中華そば』を『すき焼き風ラーメン』と呼ぶ人も少なくない。地元では『ライス』も一緒に注文するのが普通で、生玉子に豚バラ肉や麺を絡めて、ごはんのおかずとして食べるのが『徳島中華そば』の通の食べ方なのだ。今回の『すきたに』の名前も『すき焼き』から命名されたことは想像に難くないであろう。

心温まるパワフルな一杯がついに誕生した！！