花月嵐ミュージアム　KAGETSU ARAHI MUSEUM

　8月、花月嵐に超大型コラボラーメンがやってきた。その名も『せたが屋エッセンス』だ。東京の環状7号線沿いにある日本を代表する超名店 『せたが屋』と花月嵐とのコラボレーションにより生み出された一杯である。実は『せたが屋』とのコラボは今回で2回目。2010年7月の期間限定ラーメン『せたが屋なつがお』以来、約6年振りとなる。

　ここで簡単に『せたが屋』について説明しよう。豚骨ラーメン全盛期の2000年にオープン。 そのガツンと響く魚介のインパクトのラーメンを求め全国のラーメンフリークが集い瞬く間に行列の出来る有名店となった。 その後、塩ラーメンの『ひるがお』との二毛作営業を導入。ラーメン業界のムーブメントを巻き起こしたのである。そして、つけめん専門店『小麦と肉 桃の木』や『とんこつらーめん俺式』といった新ブランドも開発。 またアメリカ進出も果たし日本のラーメン文化を世界に伝えるという大役も担うのである。

　そして『せたが屋』グループを築き上げたのが創業者にして代表である前島司氏である。ラーメン界で『ミスター・ラーメン』と呼ばれる男だ。最近では日本 テレビ『ザ！鉄腕！DASH!!』にも登場するなどテレビや雑誌等で常に注目を浴びる存在である。

　『せたが屋』の味を花月嵐全店に登場させるにあたり前島氏と花月嵐ラーメンマエストロ達はある壁にぶつかった。 「『せたが屋』の味は、まさに前島氏のこだわりが丼に注ぎ込まれた一杯。強烈なまでの魚介のインパクトに多くのラーメンフリークが舌鼓を打つのも納得の行く話だ。 ただ、その強過ぎるインパクトはある意味で食べる人を選ぶ、玄人好みの味と言える。花月嵐全店で販売するには何かしらのアレンジが必要だ」と。 そして、考えに考え彼等が達した答えは、専門店『せたが屋』の基本はそのままに食べ易さを追求しようと。

　スープのバランスの良さをアレンジする第一の目的に彼等はした。魚介の旨味と豚骨鶏ガラ等の動物系を組み合わせた濃厚ダブルスープ。そのスープがちょうど良く絡むストレートの平打麺。 メインの具材は盛り付ける直前に直火で炙った香ばしい『豚トロチャーシュー』。前島氏のこだわりと花月嵐ラーメンマエストロ達の熱意が丼の中で一体化した究極のコラボラーメンだ。 どうぞ、この機会に皆様でお召し上がりください！！