10月、花月嵐に登場する期間限定ラーメンは日本を代表する行列のできるご当地有名ラーメン店とのコラボ作品。
グルメ番組や雑誌等で取り上げられる、その地方を代表する名店。一度は口にしてみたいと思っても、時間を作って現地に足を運ぶというのは現実的には難しいもの。そのご当地の有名店でしか食べられない、憧れの味がご近所の花月嵐で味わうことができちゃうというのが、この企画の真骨頂。そして、この度コラボ実現に至ったのが、和歌山ラーメンの名を日本中に知らしめた老舗『井出商店』。店主井出紀生氏による厳しい監修を受けて、その名も『和歌山中華そば井出商店』が花月嵐全店にて堂々発売されることが正式に決定しました。
簡単に井出商店の歴史を振り返ってみたいと思います。
井出商店は、現店主の井出紀生氏の母親が屋台で始めた小さなお店でした。若い頃からその母を手伝ってきた井出氏が、後に成人し店を継ぎ、その味を確固たるものにしていきました。
そして転機は突然訪れました。
1998年元旦、テレビ東京の伝説の番組『TVチャンピオン-日本一うまいラーメン決定戦』において全国に名を轟かせる強豪店と対決し、晴れて優勝を飾ったのです。
一躍全国にその名を知らしめた井出商店には連日信じられないくらいの行列ができるようになりました。
また、今日では外国人観光客で連日賑わう神奈川県横浜市にある『ラーメン博物館』にも招致されて出店し、『和歌山ラーメン』の名前を世に広めました。
今日においても、和歌山県名物として地元のお土産店では、お持ち帰り用『井出商店』のラーメンが大いに人気を博しています。
『和歌山ラーメン』と呼ばれるようになったのは、1990年代のことで、地元では『中華そば』の愛称で長年親しまれています。
また、豚骨をメインとした動物系スープに醤油タレを加えるのが和歌山中華そばのスタイルです。醤油のコクと香りが前面に感じられる味と豚骨のこってり感が前面に押し出されている味の2種類に大別されているのも、和歌山中華そばの特徴です。井出商店は後者のいわゆる『豚骨醤油味』の元祖であり、その代名詞でもあります。
そして『井出商店の味を大切に日々作り続けてきました。今回、日本中の花月嵐さんのお客様に井出商店の味を召し上がっていただけるということで、本当に感謝しております。大抵の方は、なかなか、和歌山まで来ることも難しいと思いますので、是非この機会に一人でも多くの方に召し上がっていただきたいですね。』