2022年春。花月嵐は創業30周年イヤーのフィナーレを飾る“締めの一杯”として、日本一のラーメン職人と称される「らぁ麺 飯田商店」飯田店主を“総監督”に迎え、花月嵐不動の看板メニュー「嵐げんこつらあめん」をテーマにした“特別な一杯”を開発しようとしていた。
『シン・ゲンコツらあめん』のファーストテイクがその姿を見せたのは2022年5月。今回のプロジェクトのために特別チームが編成され、未だかつてない規模で のラーメン開発がスタートした直後だった。
その日、プロジェクトチームはニンニク醤油で作り上げた“破壊力抜群の背脂”の試作をし、その強烈な背脂を、“優しい透明感のあるスープ”と合わせようとしていた。そのスープは、無化調でありながら、タレも、脂も使わない、豚の“旨味”だけを抽出したものだった。
スープを一口飲んだ瞬間、その場に衝撃が走る!!そのスープは、プロジェクトの総監督である飯田店主、チームメンバーたちの度肝を抜き、同時に戸惑い与えた。
これほど旨いスープに、背脂は必要ないのではないか・・・。いや、そもそもこ れはラーメンなのか?タレも使っていない、さらに脂も使っていない、そんな ラーメンがあるのか?しかし、そのスープの旨さは紛れもなく“ラーメンの世界”を表現し、常識を打ち破る強さと優しさ、そして新しい輝きを放っていたのだった。
『シン・ゲンコツらあめん』本編
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