花月嵐ミュージアム　KAGETSU ARAHI MUSEUM

　1970年代中期に神奈川県の横浜市磯子区発祥と言われている『横浜家系ラーメン』。『家系（いえけい）』とは、お店の名前が今回復活する『藤崎家』のように『家』が付く事からラーメンフリーク達の間で、次第に呼ばれるようになったとされている。『横浜家系ラーメン』の特徴はその力強い食べ応えと共に、お店のスタッフの独特なスタイルにもある。ねじり鉢巻きに袖まくりのTシャツ。気合いに満ち溢れた職人のオーラを放ちつつ雨の日も風の日も、彼等はラーメンを一麺入魂の精神で作り続けるのである。そして、その味は日本全国に広がり国内1,000店にも及ぶと言われ更に今日ではアジア諸国を始めとする海外にも広がり世界の人達をも笑顔にしているという。
　その昔、ラーメンの聖地と称され、今日では連日海外観光客で賑わう『新横浜ラーメン博物館』にも出店されたことがあったり、また『横浜家系ラーメン』を主力商品に置き広範囲で展開するラーメンチェーンなどもあるのだ。

　横浜市は神奈川県東部に位置し政令指定都市にもなっている県庁所在地である。ところであなたは横浜というと何を思い出すだろうか？その魅力は余りに多く、きっと十人十色の答えが返って来ることだろう。「ランドマークタワー」「山下公園」「赤レンガ倉庫」「中華街」等はテレビ・雑誌等でも多く取り上げられる。また女性に人気の元町は外せないスポットである。スポーツに目を向けるとプロ野球の「横浜DeNAベイスターズ」やＪリーグの「横浜F・マリノス」「横浜FC」が本拠地としている。食文化に目を向けるとシュウマイは横浜を
　　代表する名物料理である。また洋食屋さんには欠かせない「ナポリタン」や
　　「ドリア」は横浜の老舗ホテルで考案されたメニューであるという。

　“藤崎家”は実に様々なカスタマイズをして楽しめるラーメンである。スープを浸した海苔でライスを巻く以外に、こんな楽しみ方もある。それは藤崎家のスープをライスにかけて食すオリジナル藤崎家の雑炊だ。ポイントは卓上の激辛壷ニラを
ひとつまみ乗せると
ピリッとワンランク
上の大人の味わいに
なる。

花月嵐の期間限定ラーメンを10年以上もの間ひたむきに創り続ける男、花月嵐ラーメンマエストロの１人“アニマル藤崎”。“スープの鬼”と呼ばれる彼が手掛けたラーメンは実に100作品を越えるという。そして今も彼は立ち止まることなく連日厨房で新たなるスープを炊き続けている、終わる事の無いゴールを
求めるかのように・・・。